お庭番に伝わる極意 その119「4月(卯月)の手入れ」

4月、入学、入社と新たな生活が始まるこの季節、新芽や蕾が開き出し、植物がいよいよ活動する時期となりました。
今回はツツジについてご紹介します。

■ツツジ(8/8の誕生花)
花言葉 「自尊心・愛の喜び」

ツツジ(躑躅)は、ツツジ科の植物であり、学術的にはツツジ属の植物の総称です。
ただし、日本ではこの中に含まれるツツジやサツキ、シャクナゲを古くから分けて呼んでおり、
これらはしばしば学術的な分類とは食い違います。
最も樹齢の古い古木は、800年を超え1,000年に及ぶと推定されています。
 ツツジは日本では古くから園芸品種として、交配され美しい品種がたくさん生まれました。
 中でもキリシマツツジとサタツツジをかけ合わせて生まれた、クルメツツジはその代表で、
種類も多く色とりどりの花が咲き、満開の時期はまさに圧巻です。
ヒラドツツジも日本全国でよく見られ、花も大きく街路樹としてもたくさん植栽されています。
西洋では、アジアからヨーロッパに常緑のものが持ち込まれて園芸化されたものが、ロードデンドロン (Rhododendron) と呼ばれ、
また、アメリカなどで落葉性のものが園芸化されてアザレア (Azalea) と呼ばれるようになりました。

■ツツジの病害虫について
ツツジにもっとも付きやすい虫がツツジグンバイムシといわれるグンバイムシです。
暑い日が続くとあっという間に被害が広がります。
葉がかすれたように緑色がうすれ、葉の裏は黒っぽいグンバイムシのフンでいっぱいになり、
被害がひどいと極度に生育に影響します。見つけたら、すぐに殺虫剤(スミチオン、オルトラン、DDVPなど)を散布してください。



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