お庭番に伝わる極意 その122「7月(文月)の手入れ」

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どんよりとした梅雨も明け、いよいよ夏本番となってきました。
植物には暑さを和らげて涼しげな気持ちにさせてくれる効果もあります。
今回は初夏から秋まで花をつけて楽しませてくれる、
サルスベリについてお話いたします。

■サルスベリ (7/24の誕生花)
花言葉 「雄弁、愛嬌」
サルスベリはミソハギ科の落葉性、最大の特徴は樹皮がはがれてつるつるとしていることです。
漢字では「百日紅」と書かれるように、開花期間が長く7月から10月下旬頃まで花を咲かせます。
花色は白、ピンク、紅、紅紫などがあります。
花後に球形や楕円形の果実をつけ、熟すとはじけてタネが散ります。

■サルスベリの管理
サルスベリはその年の春に伸びた枝の先に花をつけるので、
春~秋の剪定は避けましょう。適期は落葉期の1月から3月です。
『その年に伸びた枝(本年枝)を短く切り戻す』ことが基本となります。
本年枝は付け根から2cmほど残してばっさりと切り詰めます。
枝をごく短く切り詰めると翌春に勢いのある長い枝が伸びやすく、
サルスベリはそのような枝にたくさんの花をつけます。
枝の先端だけを切り詰めるような剪定では、出てくる枝は貧弱で、花付きが悪いです。
本年枝の切り詰める長さで翌春の枝の伸びが変わってくると言うことを覚えておくと良いでしょう。
病害虫については、おおむね強健な樹木ですが、うどんこ病にかかりやすいです。
主として春から秋に発生し、葉や茎が白い粉をはたいたような菌糸でおおわれ、生育を弱らせます。
風通しと日当たりが良いと発生しにくいので、枝が混み合わないように冬にしっかり剪定をしておき、
薬剤を散布して予防します。
また、うどんこ病耐性のある品種もあり、ヤクシマサルスベリの交雑種などがそれにあたり、
育てやすいのでオススメします。

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