2018年04月21日

~愛車を守る!失敗しないカーポート選び~

写真:カーポート

いまや国民の三人に一人は所有している車。その車を停める駐車場がご自宅にある・もしくはこれからつけようとしている方も多いのではないでしょうか?
決して安い買い物ではない車は、できれば長く大切に乗りたいものですよね。「せっかく新車を買ったのだから、太陽の紫外線を当てたくない!」、「野ざらしにしておくのって、雨風が心配」・・・などなど、お車を買った後も悩みはつきません。カーポートはそんな方のお悩みを解決できる頼もしい味方です。
「でも種類が多くてよくわからない・・・」、「ウチは狭いから設置できないんじゃ・・・」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。でもご安心を!これを読めばご自宅にはどんなカーポートが必要かバッチリ理解できます。

「カーポートってなんで必要なの?」:カーポートのメリット

愛車を守るために必要なカーポート。そもそもどんなメリットがあるのか、ご紹介します。

車の汚れ防止

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常に外に置いておく車にはいろんな汚れがつきます。雨はもちろんのこと、風が吹けば近くの葉っぱやゴミが飛んできたり、季節によっては黄砂で砂まみれになることも。せっかく買った愛車をきれいに維持したいけど、その度に車を洗車するのはかなり大変ですよね。カーポートはそんな汚れから車を守ってくれます。オプションのサイドパネルをつければ、上からだけでなく横からの吹き込みも軽減できます。

紫外線による劣化防止

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カーポートの屋根材には様々なものがあり、車のボディにダメージを与える紫外線から守ってくれるものもあります。汚れなどの目に見えやすいところだけでなく、見えにくい車本体の劣化も防いでくれるのは嬉しいですね。また、結露や降霜を防ぐ役割もあるため、冬も大活躍間違いなしです。

雨の日も乗り降りラクラク

写真:カーポート03

雨の日の乗車はとっても億劫。車の乗り降りの際はどんなに気をつけても濡れてしまいますよね。お買い物の後で荷物があるときはもっと大変。そんなとき屋根つきのカーポートがあれば乗り降りラクラク。濡れずに乗降車できるのでとてもストレスフリーです。これで雨の日のお出かけも楽しくなりますね。

サイクルスペース・日よけスペースとしての活用

写真:カーポート04

カーポートの中には、サイクルスペースもカバーできるような縦長のタイプも存在します。
自転車やバイクも守れるのは嬉しいですね。
車がないときは日よけスペースとしても活躍します。テーブルを広げて憩いの場として使えたり、物干し場として使えたりと用途は色々。車がないときもカーポートは役立つんです。

「カーポートってどんなものがあるの?」:カーポートの種類

「カーポートが欲しい!」 「早速カタログを見てみよう!」 「・・・・なにがなんだかわからない・・・」という方も多いはず。カタログってサイズや種類、金額など多くのことが書いてありますが、どこを見て何を基準に判断すれば良いのか、分かりにくいですよね。使い勝手や立地によっておすすめは変わりますが、大きく分けると柱のタイプで分けられます。

片側支持タイプ

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カーポートといえばこれを思い浮かべる方が多いでしょう。片側にのみ柱がつくタイプの最もオーソドックスなタイプです。一台分しか停められないと考えられている方もいるかもしれませんが、なかには横に二台停められるものも存在します。他にも縦方向に二台停められるタイプや、自転車が奥に停められるような連棟タイプもあるので、縦長の敷地など特殊な立地でも活躍します。

両側支持タイプ

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両側に柱があるタイプのカーポートです。二台用や三台用など、間口の広い駐車場の場合に用います。両側で屋根を支えているため、片側タイプに比べて強度を保てます。ただ柱の本数が増えるので、狭い敷地や柱が邪魔になるような敷地では不向きかもしれません。

Y合掌タイプ

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片側支持タイプを二台背中合わせに設置したものになります。文字通り正面から見るとY字型になっています。柱が全て中央に固まっているので、二台分のカーポートでも開放感あふれる駐車場になります。

M合掌タイプ

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片側支持タイプを二台向かい合わせに設置したものになります。こちらも正面から見るとM字型に見えます。両側支持と同じものに見えますが、こちらは二台を向かい合わせで設置しているため、少しカーポートをずらせば台形などの異形地にも対応できるものになります。

特殊支持タイプ

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二本の柱で後方から支えるものになります。両側支持や片側支持の場合、車のドア側に柱がくるために出入りが窮屈になる場合がありますが、後方で支持する場合は柱がドアの開閉の邪魔にならないので、駐車も出入りもラクラク。開放感がある駐車スペースが欲しい方はおすすめです。

「雪と風に注意」:カーポートの設置予定地

冬に積雪がある地域にとって雪対策はかなり重要。特に、仕事前に朝方の雪かきをしなければいけないのはかなり億劫です。そんな地域にもカーポートはおすすめ。雨や紫外線から車を守るという役割がカーポートにはありますが、積雪がある地帯に関しては雪除けの役割も担ってくれます。しかし、車を守るはずのカーポートが雪の重みに耐え切れずに倒壊・・・なんてことも珍しくありません。カーポート選びを間違えると大変なことになる可能性もあるのです。そうならないために設置予定地によって何が必要なのか、ご説明します。

設置予定地の積雪量を見よ!

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カーポートを建てるお住まいの地域が、どれだけ降雪量があるのかチェックすることが必要です。県によって違うのはもちろんのこと、山が近いなどの地域条件によっても異なってきます。なじみのある場所なら冬の様子がわかるかと思いますが、ご新築などで新しく別の場所にお家を建てる方の場合は、降雪がどの程度あるのか・どのくらいの頻度で降るのかなどは分からないはずです。事前にしっかりチェックしておきましょう!積雪の耐重性能はカーポートによって異なり、20cm~200cmまでと様々です。積雪量にあった安心できるものを選びましょう!

降らない地域も要注意!?もしものときの対策

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「ウチは雪が降らない地域だから大丈夫」という方も要注意!めったにない大雪でカーポートが倒壊し、車が下敷きになるケースも。実際にここ神奈川県では数年前に大雪があり、普段雪が降らない地域にも多くの積雪が見られました。大雪の影響で耐重性のないカーポートの多くが倒壊し、カーポートの生産が追いつかなくなるなどの大きな打撃を受けています。大事なお車を守るカーポートのせいで車が壊れてしまうことがないよう、念には念を入れておくことがもしもの対策で必要でしょう。

お家の屋根からの脅威!

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カーポートの設置位置にもご注意を。積雪でカーポートが倒壊するパターンとして、お家の屋根に積もった雪がカーポートに落ちることで、屋根が倒壊するパターンも多いです。カーポートが屋根の勾配方向にある、屋根からカーポートの屋根までの距離が遠いなどの状況ならば、耐重性能が高いものをおすすめします。

雪だけじゃない!強風にも注意!

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カーポートの脅威となるのは雪だけではありません。下から吹き上げる風もカーポートの天敵です。台風や竜巻による被害が毎年多く発生し、強風が吹くことも増えてきています。その需要から、34m/秒~46m/秒の強風に耐えられるような耐風圧性の強いカーポートも多く出ていますので、こちらも目を通しておくのがいいでしょう。
片側支持タイプのカーポートには、柱を支え、揺れを軽減できる着脱式のサポート柱が存在します。耐風・耐重性があがるのでおすすめです。
また、耐重性のあるものにしたとしても油断は禁物です。雪おろしをしないとどんどん雪が溜まっていくため、圧縮されて重くなったり、降雨によって水を含んで重くなったりと、見た目以上の重さになる場合があります。こまめな雪下ろしを心がけましょう。

「ウチって設置できる?」:カーポートの設置場所・障害物に注意

カーポートをつける上で、最も重要なのは設置できるかどうかです。せっかく用途にぴったりなものが見つかっても、取り付けられないのでは意味がないですよね。カーポート設置の可否には周囲の条件が大きくかかわってきます。どんな条件があるのか見てみましょう。

高さの条件

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駐車場はコンクリートを打たれている場合が多いかと思いますが、このコンクリートは水が流れるように勾配をとっているため、後方に行けば行くほど前方よりも地面が高くなってしまいます。5mの駐車場があれば、前端に比べて後端は一般的には10~15cm程高くなります。カーポート自体は水平に設置するため、後端に近づくほど有効の高さが小さくなるのです。車高が高いものやキャリアがついている車など、高さを意識した選び方が必要になりますので要注意です。

幅の条件

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幅に関してはそのまま駐車場に合うものを選択すればいいのですが、敷地が台形などの特殊な場合はどうすれば良いのか・・・。実はカーポートは敷地に合わせて切り詰めできるのです。これで特殊な土地にもバッチリ対応できますね。ただ、形によっては難しいものもありますので、事前にご確認が必要になります。

柱の障害物

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カーポートには必ず柱が必要ですが、ここにも注意ポイントがあります。柱の設置予定地に雨水・汚水マスなどの埋設管がある、ブロックの基礎がきている場合は要注意です。カーポートの柱は、埋め込み50cm程度は最低限必要になるため、障害物がある位置に柱が来る場合はそこをよけて施工する必要があります。「じゃあカーポートの位置がずれるの?」ご安心ください。柱を前後に移動できるタイプのものが多くあるため、屋根はずらさず柱だけを移動・障害物をよけて施工することができるのです。ただこちらも移動幅には限界があるので、対応できるかどうかはご自宅によって異なります。

屋根の障害物

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柱の障害物はチェックしたけど、案外見逃してしまうのは屋根の障害物。上部にライトや窓があるなど、建物沿いにカーポートを設置する場合には屋根の障害物もチェックする必要があります。カーポートをつけたとたん窓が開かなくなったではまずいですよね。長い柱を使ったり、柱を切り詰めたりすることで高さの調整もできますので、障害物があっても設置できる場合があります。

「敷地外にも目を向けよう」:お隣さんとのトラブル回避

駐車場はなるべく広く取りたいものですよね。有効スペースを多くとるため、隣地側に柱を設置するパターンも多いはず。カーポートは通常、柱方向に向かって屋根が下がる勾配をとっていますが、このタイプで隣地側に柱が来る場合に気になるのは雪や雨のハネ。雨どいがついているので、水の多くは下に流れていきますが、ハネたものや、雪に関してはお隣に落ちていく可能性があります。自分の敷地のものがお隣に落ちてトラブルになるケースは実は多いんです。雪や雨だけではなく、植物の葉が落ちてトラブルになるケースもあります。トラブルは避けたいけど、有効スペースも十分にとりたいという方、こんなカーポートがあるんです。

逆勾配カーポート

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見ての通り通常と勾配の向きが逆になっていて、柱の方向に向かって勾配があがっているものになります。これならば、柱が隣地側に来る場合でも雪や雨がはねてお隣に落ちることを軽減してくれます。これでお隣問題もバッチリ解決です。

「やるならより快適に」:愛車を守る屋根材・オプション

カーポートの下を暗くしたくないのなら、ポリカーボネート板がおすすめ。色のバリエーションもあり、透明なので光も良く入ってきます。紫外線もほぼカットしてくれる他、熱線を遮断してくれるものもありますので、車内温度が暑くなりやすい夏の日のお出かけが楽になります。

明るさを確保したい!

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カーポートの下を暗くしたくないのなら、ポリカーボネート板がおすすめ。色のバリエーションもあり、透明なので光も良く入ってきます。紫外線もほぼカットしてくれる他、熱線を遮断してくれるものもありますので、車内温度が暑くなりやすい夏の日のお出かけが楽になります。

強度を持たせたい!

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強度を優先するならアルミ形材やスチール折板、FRP版がおすすめです。遮熱性も高く、不燃性もありますが、つけられるカーポートが少ないのが弱点です。

屋根だけじゃない!側面パネル

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パネルがつけられるのは屋根だけじゃありません。側面にもつけられるのです。横からの吹込みを防止したり、目隠しの役割を果たしたりと、一石二鳥な使い方もできます。

意外なオプションも

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取り付けられるオプションとして、物干し、収納棚なども存在します。車がないときに物干し場として活用したり、ちょっとした小物を整理したりなど、余すところなくカーポートを活用できちゃいます。

「お家にあったカーポート選び」:プロのアドバイス

ここまで見てきた方はカーポートの知識はバッチリでしょう!でも敷地の形って千差万別なんです。同じ大きさ・形の敷地はこの世に存在しません。その敷地にあったオンリーワンのカーポートを選んで設置するには、知識だけではなく経験とプロの目線が必要になります。ここまでの話は予備知識として留めて置き、実際に何を選んでどう設置するかというのは、プロと一緒に相談しながら決めていくことをおすすめします。木村植物園では経験豊富な専門家が多くいますので、まずはお気軽にご相談を!

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