サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿 平塚市

このところまた寒さがぶり返して、まさに寒の戻りですね・・・
植物の世界ではこの季節の寒さを「花寒」や「花冷え」とも言います。
先日はサクラはあまり切ってはいけない、というお話をしましたので、
「サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿」という言葉にちなんで今日はウメのお話。
ウメは毎年剪定をしなければ形が乱れ、翌年の花付きが悪くなってしまいます。
毎年勢いよく伸びた枝いっぱいに花を付けるのですが、
その枝からはその年しか花は付かないので、
翌年はその部分が枝だけとなってしまいます。
花の付かない枝をそのままにしておくと、
姿が乱れるだけでなく樹が余計な体力を使ってしまうので、
その年に伸びた枝はその年のうちに剪定をしましょう。
鉢植えや盆栽なら花が落ちたらすぐに、
庭植えの場合は7~8月頃に花芽と葉芽の区別がつくようになってから剪定します。
冬の剪定は12月頃の葉が落ちる前に全体の形を整えるように剪定します。
今年伸びた枝は緑色をしていて見分けやすいので、不要な枝は付け根から切り落とすようにして剪定しましょう。

ウメ
ウメ