施工事例- 個人邸 -

植物は強い ~潮風に立ち向かう~

Before施工前
After施工後
こんにちは、もう3月も終わりですね。 4月の初めには桜も満開になるでしょうか。 七十二候では「雷乃声を発す(かみなりこえをはっす)」です。 春の訪れを告げつ雷が鳴りはじめるころだそうです。 春から夏にかけての時期は、稲が育っていく時期と重なり、昔の人は雷の光が稲を実らせると考えたとあります。 稲妻という語源は稲の夫(つま)が語源との事(日本の七十二候を楽しむより抜粋)面白いですね。 今回は先週に引き続き、植栽工事の内容です。 題名に注目^^ なぜ‘植物は強い’なのか 今回のお宅は海に近いデザイナーズハウスにお住まいのF様 バルコニーに特注プランターを置かれ植栽をされています。 調子が悪くなってしまった植物の植替え工事です。海の近くの丘の中腹の為、景色が最高でしたよ♪ 反面、突き出たバルコニーは日当たりはいいですが、海風が強く息が出来ないぐらいの風が日によってふく、植物にとっては非常に過酷な環境、加えて地下水の供給のないプランターで、且つ乾燥しやすい軽量土壌を使用しています。 重量にも気を遣わなくてはなりません。 今回はただ植えかえるだけでは生育良く育つのは難しい状況の為、状況に対応する策を考えなければなりませんでした。 風が強い為、落葉樹は難しく、ある程度潮風にも耐えうる植物を選びました また土壌の重量を減らすため、発泡剤を砕いたもの入れた袋を地中に埋めました。 人工土壌は窒素肥料分が流亡しやすいので保肥剤となるバーミキュライトを土壌に混合。 土壌水分の蒸発を抑える為、地表面にはバーク系のマルチング材を敷設しました。 お客様の好みの植物を交えつつ、庭全体が風を遮る役目となるよう、密度濃く植栽をしました。 まだ完全に茂る時期ではないので、現状でのボリュームは低いですが、徐々に密度を増すはずです。 これで強い風を植物が遮ってくれますね!! 植物は強いとはこのことです^^ 以上のような対処をしたとしても、完全にはよくはならないとは思いますが、今後の手入れをうまくすれば、ある程度いい状態を保つ事が出来るのではと思います。 ★施主様は植物にも詳しく、愛情を持たれて手を入れて頂いている方なので、 植物もその想いを感じて、元気になってくれると思います。★ ~以上のようなお庭の問題お困り事がございましたら、木村植物園造園事業部までご相談ください~
密度を濃くしました

風を遮るために植物の本数を増やしました。海風にも耐える種類の植物たちです♪

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