*そうだったんだ!鶴巻親水遊歩道。*

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今回は、以前にハッピープロジェクトとしてお客様にインタビューさせて頂いた記事を掲載させて頂きます。皆様のお庭のエピソードや緑や自然との生活の楽しみの内容を定期的にご紹介させて頂きます。ぜひご覧ください。

今回は秦野市鶴巻の原様邸にお願いして取材をさせていただきました。
原様の青春時代は戦争真只中、学徒動員により軍事工場で働かれたご経験もあり、いろいろなお話を聞かせて頂きました。その若き頃に肺を患った事がありましたが、今でいう漢方の処方で完治その後定年になるまで、一切の疾病にかかることなく定年まで勤められたそうです。頑丈な身体だったのですね。
年号が平成に変わると共にご定年を迎えられ、それまであまり地域にかかわりがなかったそうですが、それからこの地域のご活躍となりました。
定年後すぐに地域の自治会長を務められ、なんとそこから四半世紀をその地域の為にご尽力されました。代表的な活動として、現在この地域にある鶴巻あじさい遊歩道の発起から完成に至るまでを活動の中心になり、活動を推進された事です。
平成4年に善波川の周辺美化活動としてアジサイやその他植栽を計画、後に「鶴巻あじさい散歩道」の完成 その後「善波川あさいロード」に発展し、さらに‘おおね公園’完成により鶴巻親水遊歩道の会と原様が長の連合自治会で有志の会が結成された。ここでは秦野市桜の植樹推進委員会が1本1万円で植栽希望者を募り121本を植えましたが、原様はなんと、その第1本目1号のオーナーさんでした。
今ではその桜も幹直径10㎝を超える大きさに健全に育っています。
平成24年には大根川排水ポンプ場が完成。平成25年に大根川アジサイの会を結成、鶴巻親水遊歩道の管理が始まりました。平成27年には200本余りのアジサイの苗木を中学生も参加して植栽する。これにより大根川と善波川の延長2.7キロの遊歩道がすべて、アジサイが楽しめる散歩道となりました。(以上、秦野市教育研究所資料一部抜粋)
この活動の中心となられ、四半世紀にわたり活動され続けた原様には、本当に地域への愛情が、植物への愛情が感じられますね。そして植物は人々を癒し和ませてくれることを知っている。このような方々の努力の上に、私たちは快適な環境を楽しめるのですね。本当に感謝の一言です。
余談ですが、お話の中で鶴巻という地名の由来を聞かせて頂きました。
原様のお宅も6000年前は一部海の入り江であったとか、そのため地番に関わる鶴巻周辺の名前には海に関わる地名が多いのだとか。原様宅のすぐ先の丘地には弥生時代から平安時代には701件の大集落があり、稲作の定着があったとの事。
丘地の下は低地でぬかるみやすく、故に稲作には適していたのですね。なぜぬかるむかというと、それは川が氾濫し、蛇行し水害になりやすかった。川が蛇行する様をツルがうねっている様をみて、ツルが巻いていると見え、ツルマキという名がついたそう。鶴は後から当てられた字なのですね。面白いお話でした。さらに温泉のお話や駅名のお話も知らないことをたくさん教えていただきました。本当に興味深い内容の取材となりました。
この度は、急なお願いにもかかわらず、いろいろな資料のご用意ご提供を頂き、さらに戦時からの貴重なご経験のお話も頂き、お時間を頂きましてありがとうございました。