お庭番に伝わる極意 その123「8月(葉月)の手入れ」

毎日暑い日が続きますが、そんな時こそ木陰で一休み・・・
植物のある暮らしは心も体も涼しげにしてくれますね。
今回は住まいのシンボルツリーとしてもおススメのヒメシャラについてお話いたします。

■ヒメシャラ
花言葉 「謙譲、愛らしさ」
ツバキ科の落葉樹であるヒメシャラは、木肌の美しさが魅力で、和洋どちらの庭にも調和します。
単木タイプと株立ちタイプがあり、シンボルツリーとしてもお庭のアクセントとしても活躍してくれます。
ナツツバキで知られるシャラノキと比べて葉が細かく花も小さく、
またそれほど成長も早くないので庭植えするには便利な樹木です。
花径2センチくらいの小さくてかわいらしい白い花をつけます。

■ヒメシャラの管理
ヒメシャラにはチャドクガという毛虫がつきます。
ツバキ科の植物の葉が大好物のチャドクガは、発生すると何十匹も並んで葉を食べます。
 幼虫も非常に細かい毒針に覆われていて、それが刺さるとかぶれるので要注意です。
また、コガネムシによる食害もよくみられます。
これらは発見したらすぐに補殺し殺虫剤を散布しましょう。
予防として株元にオルトラン粒剤をまくのも有効です。
ヒメシャラは寒さに強い半面、乾燥に弱いです。
夏場の水やりはこまめにあげましょう。
また、植え付けは西日の当たる場所は避けましょう。
なるべく建物の東側等に植え付けることをおススメします。
タマリュウなどのグラウンドカバーを植えることで直接日差しが当たるのを防ぐこともできます。

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お庭をさらに華やかに彩りたいというお考えの方、ぜひお越しください。