こんにちは。木村植物園の店長・吉田です。 梅雨の晴れ間にのぞく青空に、少しずつ夏の気配を感じるようになりましたね。
この時期、お店でお客様とお話ししていると、「なんだか疲れが取れにくくて」「お庭の手入れも、夏場は少ししんどく感じてしまって…」といったお声をよく伺います。
無理をしてお庭に出るのではなく、「植物の力に頼って、自分をいたわる時間」を作ってみませんか?
今日は、私自身が毎年欠かさず育てている、心と体をやさしく整える万能ハーブ「レモングラス」の魅力と、失敗しない育て方をご紹介します。
なぜ「レモングラス」がおすすめなの?
レモングラスは、その名の通りレモンに似た爽やかな香りが特徴のハーブです。 この香りには、気分をリフレッシュさせ、疲れた心や不安を和らげる働きがあると言われています。まさに、お庭でできる「ガーデンセラピー(芳香療法)」にぴったりの植物なのです。
また、「害虫がつきにくい」というのも、私たちが大人世代にレモングラスをおすすめする大きな理由です。虫よけ効果のある成分が含まれているため、夏の厄介な害虫駆除の手間がほとんどかかりません。
「好きだけど、しんどい」を解決!無理なく育てる3つのコツ
「苗を買っても、結局枯らしてしまう…」 そんなご経験がある方でも大丈夫です。レモングラスは非常に丈夫で、コツさえつかめば初心者の方でも簡単にお世話ができます。
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① たっぷりの太陽を当てる レモングラスは太陽が大好きです。お庭やベランダの、日当たりと風通しの良い場所を選んであげましょう。
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② 水やりは「メリハリ」を大切に 鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水をあげてください。地植えの場合は、根付いてしまえば水やりの手間はほとんどかかりません。
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③ 冬越しは「割り切る」のも正解 もともと熱帯の植物なので、日本の寒さは少し苦手です。秋に鉢上げをして室内に入れることもできますが、「毎年、初夏に新しい苗を迎えて、秋までたっぷり楽しむ」と割り切るのも、無理なく続ける秘訣です。
今日から始める、レモングラスの癒やし時間

無事に育ったレモングラスは、日々の暮らしにちょっとした感動を与えてくれます。
朝の目覚めに:フレッシュハーブティー
お庭に出たついでに、葉を2〜3本ハサミでカット。軽く洗って3〜4cmに切り、ティーポットに入れて熱湯を注ぎます。3〜5分待てば、透き通るような美しい緑色のお茶が完成。 爽やかな香りがスッと鼻を抜け、憂鬱な朝の気分を明るくしてくれます。
一日の終わりに:贅沢なハーブバス
少し多めに収穫した葉を適当な長さに切り、洗濯ネットや布袋に入れて、そのままお風呂へ。 浴室いっぱいに広がる香りが、一日の疲れと緊張を優しく解きほぐしてくれますよ。
年末のお楽しみに:香る「手作りしめ縄」で迎えるお正月
実はレモングラスの楽しみは秋で終わりではありません。秋の終わりに収穫して乾燥させた葉は、綺麗な緑色を残したまま、しなやかで丈夫な乾燥ハーブになります。 この乾燥させた葉を編み込んで、お正月の「しめ縄(しめ飾り)」を作るのがとってもおすすめなんです。 ハーブの爽やかな香りが漂う、世界にひとつだけの手作りしめ縄。四季の恵みを最後まで大切に使い切り、手仕事で新しい一年を迎える――。そんな丁寧で豊かな暮らしの心地よさを、ぜひ味わってみてくださいね。



