
八月の風は、昼も夜もぬるく肌をなでますね。
お盆が近づくころ、日差しはまだ強く、外に出れば汗ばむ暑さ。そんな時は、冷たいお茶をいれて、涼しい部屋で静かに過ごす時間が恋しくなります。
そんなおうち時間を、よりやわらかく、より涼やかにしてくれるのが「ガラスの器と観葉植物」です。
光と水をうつすガラスのうつわ

ガラスの器に水をはり、そこに小さな観葉植物をあしらうと、たちまち空気が澄んだように感じられます。
透明な器は、水や根のようすをそのまま映し出し、植物の息づかいまで感じられますね。
ポトスやミニシダなど、小ぶりな観葉を切り戻して水に挿すだけでも十分。光を透かしてゆらめく葉は、まるで小さな森を閉じ込めたようです。
お盆休みのひとときに

お盆の時期は、家族や親戚が集まり、にぎやかな時間が続きます。でもふとした合間に、ひとりで過ごす静かな時間もありますよね。
そんな時、窓辺やテーブルに置いたガラスの器をのぞくと、水のきらめきとみどりの影が、心をすっと落ち着けてくれます。
短い休みの中でも、ほんの数分、緑を眺めるだけで気持ちがほどけるものです。植物もまた、あなたのやすらぎをそっと見守ってくれているようですね。
夏の部屋に小さな涼を

もし家にガラスの器があれば、この夏はひとつ、小さな観葉植物をあしらってみませんか。
水を替えるたび、ガラス越しに見える根がのびていくのも楽しいものです。
お盆休みの静かな時間に、涼やかな景色とともに、心も体もやすめてくださいね。